ことの発端
CentoOS7にしたサーバの環境を整えていて、vimを整備しているときに、vimの日本語manの見栄えが崩れていたので、pagerなのかmanファイルが悪いのかと調べていたら。そういえばless(manのpagerはlessね)って以前カラーじゃなかったっけとかふと思い出し、シンタックスカラー化しようかと思って、設定しててカラースキーマーが気に入らなかったのでカスタマイズしようとかやってたら、pagerって他のでもよくね?と脱線。・・・あ、viewもカラーに・・・
ここでPager(ページャ)とは?
端末でテキストを画面単位で表示してくれるものです。いくつかあるpager
比較的日本語に強いものをチョイスしてみた。・ less
標準的
・ lv
日本語に強いという話
・ w3m
テキストブラウザ、でもページャだったのね
・ vimpager
名前から分かるようにvimをページャにするんだね
他にもありますが
lessを使っていてその場でvimに移行(編集モード)することがあるので
vimpagerを試すことにしました。
# git clone git://github.com/rkitover/vimpager
# cd vimpager
# make install
# cd vimpager
# make install
makeしてたらpandocってドキュメント変換ツールが必要だったのでpandoc入れようとしたらですな、
これがまたHaskellで書かれているのでコンパイラが必要となりGHC(The Glasgow Haskell Compiler)を入れないとならない・・・
しかし、pandocを使っているのはvimpagerのドキュメントを加工するのに使っているだけで、別になくても動くわけで・・・・でもpandoc使ってみようと入れることに
Pandocとは
Haskell製のドキュメント変換ツールです。
他に有名なのがsphinxで、以前使おうと思ってたのですがPythonで書かれている為、当時Pythonを入れるのに面倒くさかったからやめましたw
Pandocだとかなりの種類のフォーマットを変換出来るのが強みですかね、あと正規表現よりも強力でHTMLなどのタグを囲むような文法を容易に解析できるみたいです。
これらは、Haskellの構文解析で使用するPersecを使用しているため容易に解析できるみたいです。パーサーだとyaccがありますが、正直文法が面倒くさいですね、はいw
昔は、yaccっていうとコンパイラコンパイラってなんぞって思ってたときもありましたが・・・UNIX触ってれば知らない人はいないですけどね。
pandocでは、HTMLやLaTeXなどを電子書籍のEPUBだとかに変換できますし、Markdownなども変換できるので(vimpagerのドキュメントはMarkdownでそれを変換するのに必要)いろいろと使えるのではないかと思います。
PDFに変換するには、LaTeXが必要みたいです。TeXも論文書くわけじゃないから使わなくなったなぁ。
で、Haskell(ハスケル)って関数型言語じゃねかと思い出し、かつて20年以上前(たしか1989年頃)に知ってから、
おざなりになっていたままだったことを思い出してちょ、ちょっと使ってみようかしらとも思ったりもして・・・
いつのまにかvimpagerが主じゃなくてpandocがメインとなっているようですが・・
そこで、まずはHaskellを入れなければならない。
で、Haskell Platformというのがあるのでそれをソースから入れようとしました・・・・やめましたw
どつぼりましたw (多分、缶詰の中の缶切り状態だからうまくいかなかったのだと思われw
コンパイラにありがちな自身の言語で作られているのだろうからね、先にbinarie入れないとだめだったんだろうと思う)
binarieからインストールして、Haskell Platformのパッケージマネージャのcabalからpandocを入れました。
そもそもvimpagerのパッケージがなかったからこうなったんだけど、誰か作ってたと思う。CentOS7のリポジトリにはなかった。
さて、インストールメモですw
まず、Haskell Platformをインストール
Download Haskell
から、プラットフォーム別にダウンロードがあります。Win,Mac,Linux
今回は、LinuxなのでLinuxを選んで対象のディストリビューションがあればそれをダウンロード、
なければGeneric Linux Binariesで。
CentOSに入れたのでGenericで(黒柳徹子が出てくるなぁ)。
そのページに書かれている通りにインストール
# cd /
# tar xzf ...downloaded-tarfile...
# /usr/local/haskell/ghc-7.8.3-x86-64/bin/activate-hs
# tar xzf ...downloaded-tarfile...
# /usr/local/haskell/ghc-7.8.3-x86-64/bin/activate-hs
次は、Pandocを入れる
その前にパッケージをアップデート
Haskellのパッケージマネージャcabalを使用
# cabal update
バージョンが古いとcabal-installを入れろと出るので
# cabal install --global cabal-install
Configuring Cabal-1.20.0.2...
Building Cabal-1.20.0.2...
バージョンが古いとcabal-installを入れろと出るので
# cabal install --global cabal-install
Configuring Cabal-1.20.0.2...
Building Cabal-1.20.0.2...
ここで、--globalオプションを付加しないと、自分のホームディレクトリ下に.cabalが作られてそこにインストールされちゃいますのでグローバルに使用するなら必要なオプションです。特定ユーザだけ使うなら別ですがそうそうないと思うけど。
次にcabalでpandocをインストール
# cabal install --global pandoc
.....
沢山のパッケージが必要らしくかなり時間がかかります。
で、インストールできたら、vimpagerをmake(これが本題だったのにな).....
沢山のパッケージが必要らしくかなり時間がかかります。
これでvim pagerをmake installしてLESSOPENをvimpagerにすればってここ肝心だけどw
pandocのリファレンスは
Pandoc User’s Guide
例 markdownをHTMLに変換
$ pandoc README.md -s -o README.html
pagerの件は、また今度
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